近代数奇屋と呼ぶにふさわしい、伝統的日本建築に新しい素材を取り入れた新感覚の建築です。時代に即した「和」を残しつつ新しく生まれ変わった日本建築の様式です。

伝統的な和風建築を少しアレンジして設計させていただいた現代和風建築です。
このような和風建築を残していきたいと願っております。
施主様の理解とご協力により気持ちよく完成させていただきました。

近代数奇屋と呼ばれる建築様式の建物です。施主様の建築に対する造詣が深くまた、お茶、お花、日本舞踊等　多くの芸事にも深くかかわっておられました。
そのため、必要なお稽古のための室が各種取り入れた建物になっています。
その一つが、路地の腰掛待合です。

京町家への新しい挑戦
小京都　飛騨高山に用いられている格子のデザインを取り入れた作品です。内部は数奇屋の茶室、民芸調の囲炉裏の客室等多彩な施主様の要望に即した建物になりました。表具師の仕事柄ショウルームを兼ね備えた作りにもなっています。
施主様の考えと私の考えが一致するところが多く、楽しく仕事をさせていただいた作品です。

伝統的な京町家は中二階であり瓦葺きの下野根がつながり美しい京都の町並みをかもし出しております。このような町家も、お住まいになられる家族構成や生活形態の変化に対応するため中二階を本二階に改築させていただきました。施主様の『こだわり』と理解が心地よく感じられた仕事でした。主屋と蔵のある町家、数少なくなりましたが、残していきたい京都です。心をこめて工事をさせていただきました。